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職人として目指す場所

木製建具や特注家具というのは、あくまでも生活用品であって、決して芸術品ではありません。奇抜なデザインのものや、年代を重ねたものの中には芸術品として飾られているだけのものがありますが、建政が目指す場所は、皆様の生活のお手伝いができるお側に置いていただける木製品です。

建政は私、石田昌司がひとりで営んでいる街の木工製造業です。企業というよりは、皆様と共に生活をしているひとりの職人として見ていただければ幸いでございます。皆様と多く関わり、少しずつ建政のことを知っていただければ、嬉しく思います。

木を扱う職人として

木という素材はとても素直な素材です。どのような育ちをしたか、どのような性格を持つのか、あらゆる環境が如実に見てとれます。
ですので、ひとつひとつの仕事を真面目に取り組み、木の顔を見極め、木に対してもお客様に対しても誠実でなければ、誰にとっても満足する木製品を創ることはできません。

初代や先代の名に恥じない仕事、三代目に頼んでよかったといっていただくために、決して揺るぎない職人としての誇りと、木への想い、そしてお客様への感謝の心を大切にし、私は今日も全力で木と向き合っています。

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